倹約エンジニアの分散投資ブログ

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リチウムの採掘会社 〜電動化の流れで期待したい〜

こんにちは!

 

本日はリチウムについて書きたいと思います。

世界は自動車の電動化へと流れており、EVやFCVが普及していくことになります。

EVに搭載されるリチウムイオン電池や全固体電池には、リチウムが使用され、EVの普及とともに今後リチウム需要の増加が期待されています。

 

※「リチウムの採掘会社」と書いていますが、主に炭酸リチウムのような化合物として、採掘・供給されます。

 

 

 

 

1. リチウムの採掘会社

2019年の世界のリチウム採掘会社の時価総額TOP7社を時価総額の大きい順番に並べると以下のようになります。(参考 15 Biggest Lithium Mining Companies in the World )

1位 Jiangxi Ganfeng Lithium Co. Ltd (SZSE : 02460) (中国)

 時価総額 : $24.34 Billion、2019年の総収入 : $767.5 Million

2位 Albemarle (NYSE : ALB) (米国)

 時価総額 : $18.38 Billion、2019年の総収入 : $3.589 Billion

3位 Tianqi Lithium (SZSE : 02466) (中国)

 時価総額 : $11.73 Billion、2019年の総収入 : $748 Million

4位 Mineral Resources Ltd. (ASX : MIN) (オーストラリア)

 時価総額 : $6.98 Billion、2019年の総収入 : $1.16 Billion

5位 SQM (NYSE : SQM) (チリ)

 時価総額 : $6.44 Billion、2019年の総収入 : $1.86 Billion

6位 Sichuan Yahua Industrial Group Co. Ltd. (中国)

 時価総額 : $3.26 Billion、2019年の総収入 : $388 Million

7位 LIVENT Corporation (NYSE : LTHM) (米国) 

 時価総額 : $3.26 Billion、2019年の総収入 : $338 Million

 

2020年のリチウム採掘会社の供給割合は下図の通りです。

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引用 Four Companies Leading the Rise of Lithium & Battery Technology – Global X ETFs

※図の左上の「Note : LCE (Lithium Carbonate Equivalent)」 とは「炭酸リチウム換算」のことです。

供給割合の高いTOP5の会社について1社ずつ以下に書いていきます。

1-1. Albemarle (NYSE : ALB) (米国)

1994年創業のアメリの会社です。当社はリチウムや臭素、触媒などに注力しており、電気自動車のバッテリーのためのリチウムでは、世界最大の供給会社です。

オーストラリアのグリーンブッシュ採掘場では49%のシェアがあり、チリのアタカマ湖や米ネバダ州のクレイトンバレーにも拠点があります。

 

1-2. SQM (NYSE : SQM) (チリ)

1968年に創設されたヨウ素やリチウム、他の産業化学物質を提供するチリの会社です。

当社はチリのサンティアゴに位置し、世界最大級のリチウム生産会社です。チリ北部のアタカマ砂漠にあるアタカマ塩原の塩類平原でとれる塩水から炭酸リチウムや水酸化リチウムを生産しています。

2020年には炭酸リチウム70,000トンの生産を報告しています。

 

1-3. Jiangxi Ganfeng Lithium Co. Ltd (SZSE : 02460) (中国)

世界のリチウム採掘会社で時価総額が最も大きい中国の会社です。リチウム製品の研究開発や製造・販売を行っています。当社はオーストラリアやアルゼンチン、メキシコ、中国に鉱物資源を保有しています。

 

1-4. Tianqi Lithium (SZSE : 02466) (中国)

中国四川省にあるリチウム製品の製造・販売に注力している新エネルギー素材会社です。当社は、炭酸リチウムや塩化リチウム、他のリチウム製品を生産しています。

 

1-5. LIVENT Corporation (NYSE : LTHM) (米国)

アメリペンシルバニアフィラデルフィアにあるリチウム化学製品を生産・流通しているリチウム技術会社です。1940年代から約60年以上のリチウム産業における経験を持っています。

かつては、FMC社の分社独立したFMCリチウムとして知られていましたが、2018年に独立して取引を始めました。

LIVENTは電気自動車会社のテスラを含む、主なバッテリー製造会社や自動車メーカーから好まれるパートナーとなっています。

アルゼンチンの塩水資源由来の当社のリチウム抽出については、2019年で炭酸リチウムおよそ6,400トンであると報告されています。

 

 

なお、炭酸リチウム1トンあたりの採掘コストは各社下図のようになっています (2020年2Q)。

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引用 Initiatives | Articles and Interviews

採掘コストが低い会社の方が利益を出しやすい一方、リチウム価格が上がった場合には採掘コストが大きい会社の方が利益の上昇率が大きくなる可能性があります。

このオペレーティングレバレッジについては、以下の記事で書いています。

金鉱株ETFと個別銘柄の種類・特徴 - 倹約エンジニアの分散投資ブログ

 

2. リチウム関連のETF

LIT (グローバル X リチウム&バッテリー・テクETF)

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         f:id:owngoalkun:20210214181643p:plain

引用 https://www.etf.com/

LITは有名ですね。リチウムの採掘会社やリチウムバッテリーメーカーの会社を含んだETFです。

リチウム採掘会社を見ると、採掘量の多い会社が上位になるように構成されています。

 

 

3. 最後に 

前回のニッケルに続いて、卑金属であるリチウムの採掘会社について取り上げました。

自動車の電動化は世界的に進んでいくことなので、バッテリーの主原料となるリチウムとニッケルに注目してきたいと思います。

 

ただし、需要量は上昇していくものの、供給量も付随して上昇するうえ、将来的に供給過多の傾向があるため、リチウム価格およびリチウム採掘会社の利益・株価の急騰は現段階では見込めないと考えられます

(下図は画像検索したら出てきたものでどれくらいの信憑性があるかはわかりません 笑)

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引用 http://www.mining.com/lithium-demand-battery-makers-almost-double-2027/

そのため、採掘会社の株価上昇には忍耐強くならなければならないかもしれません。
 

 

本日は以上です。

レアアースにも興味を持っているので、機会があったら記事を書きたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。以下のような記事もありますので、よろしければご参照下さい。

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