S&P500は短期的に上昇ストップのような兆候+来週はジャクソンホール
お久しぶりです。
7月あたりから株価は好調でしたね。
ただ8月半ばとなり、S&P500の日足チャートに怪しい兆候が見えてきたことと、来週はジャクソンホール会議があるので、それらの記事を書きました。
1. S&P500指数の日足チャートが少し危ないかも
S&P500指数の日足チャート
上図のようにS&P500指数は数ヶ月間の上値抵抗線により下に跳ね返され、数日間の下方サポート線を下抜けました。
また、8月の〇印で囲ったように青線のMACDはオレンジ線のシグナルを下抜けました。
7月あたりから始まった数日間の上昇が止まったような良くない傾向に見えます。
ちなみに6月のMACDの〇印とローソク足の上矢印は、以下の記事を書いたときの印を残しておいたものです。
owngoalkun-credentials.hatenablog.com
そこから先週まで上がってきました。つまり、MACDの傾向が当たっていることが示唆されます。
恐れと強欲の指数
引用 Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
あくまで参考ですが、このような投資家の感情を考慮するのもありかと思います。
上図を見るとまだ51で「中立」ですが1ヶ月前は38で「恐れ」だったので、少しずつ強欲になってきているようです。
以上より、7月からの上昇トレンドは止まり、ここから数日~数週間はレンジか下落の傾向になる可能性が高いと考えています。
ただし、週足チャートではMACDはまだ上昇トレンドなので、数ヶ月の単位でどうなるかは現段階ではわかりません。
また、S&P500先物の投機筋のポジションが低い (空売りも多い?) ので、大きな下落はないように見えます。
S&P500先物の投機筋のポジション
引用 COT Report: S&P 500 Consolidated with COT Chart (COT Legacy Report, Futures Only) - Tradingster
2. ジャクソンホール会議の影響は?
2-1. ジャクソンホール会議とは
アメリカ合衆国のワイオミング州ジャクソンホールで、毎年8月に開催される経済シンポジウムをいいます。
米国の連邦準備銀行の一つであるカンザスシティー連邦準備銀行(第10地区管轄)が主催し、世界各国から中央銀行総裁や政治家、学者、エコノミストなどが参加するもので、本会議での発言や合意内容については世界的に注目されることがあります
引用 ジャクソンホール会議とは|世界経済用語集|iFinance
2022年は8月25日 (木) ~8月27日 (土) (日本基準) に開催されます。
2-2. 会議によるS&P500指数への影響
2016年から6年分だけデータをまとめてみました。
ジャクソン会議開催期間あたりのS&P500の変動率
上昇を緑、下落を赤で表記しています。
会議開催前の週と開催される週、開催後の週でまとました。
日の変動率では傾向がなかったので (開催当日やその前後の日の変動率も傾向はないように見えました)、週の変動率を出したのですが、週でも傾向がありませんでした。
会議内容によりますし、予測することは難しいかもしれません。
3. まとめ
ジャクソンホール会議についてはあまり気にしなくても良いかもしれませんが、やはり1章で書いたように7月からの上昇トレンドが止まったように見える兆候は警戒すべきだと思います。
投資判断は自己責任でお願い致します。
本日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
以下のような記事もありますので、よろしければご参照下さい。