【英語耳】発音向上のための参考書と洋書

本日は、英語力を向上させるため「英語耳」という本を紹介します。

 

表紙に「発音ができるとリスニングができる」と書かれているように、発音習得のための本です。

英語耳改訂・新CD版 発音ができるとリスニングができる [ 松澤喜好 ]

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「英語耳」の構成

第1章 なぜ聞き取れないか?

第2章 子音の発音

第3章 母音の発音

第4章 Rの発音

第5章 音の変化

第6章 歌や映画など生の英語を使った学習法

第7章 英文読書のすすめ

 

 

 

第1章 なぜ聞き取れない? 

知らない音は知っている音に置き換わる

日本人の頭の中では、聞いた英語がいったんカタカナに置き換えられます。

こんなことになってしまう理由は、日本人が英語の正しい発音を知らないためです。

 

発音ができるとリスニングができる

自分の口から出せる音は、容易に聞き取ることができるからです。

なぜかというと、英語を聞いたときにその音の口の形が頭に浮かぶようになるためです。

 

「素振り」のように反復練習

まずは英語の発音の「型」を身につけることが重要です。

 

出典元 : 英語耳, アスキーメディアワークス

 

第2~5章 発音の基礎練習を徹底的に行う

 

最初は、解説を読んでCDを聞いて、実際に口を動かして練習します。

舌の位置や口の動かし方の図もあり、わかりやすいです。

 

初めの方は時間がかかっても、解説をしっかり読んで正しい発音ができるように意識しましょう。

 

これを何十回、何百回と繰り返すので、初めが肝心です。

 

私は練習をほぼ毎日やり、写真では100回までの記録しかありませんが、それ以上の回数をやりました。

        f:id:owngoalkun:20200216164837j:plain


 

第6章 歌や映画などの生の英語を使った学習法

 

以下の3つのステップが書かれています。

括弧内は繰り返し回数の目安です。

 

ステップ1 歌を使った練習 (300回)

ここでは、好きな洋楽を1曲選ぶみたいです。

 

できるだけゆっくり、はっきり歌われているバラード調の曲がよいらしく、自力では決められないという場合は、カーペンターズをおすすめされています。

 

ステップ1-1 聞き流す (1~100回目)

ステップ1-2 発音記号付きの歌詞カードを見ながら聞く (101~200回目)

ステップ1-3 一緒に歌う (201~300回目)

 

私は普段洋楽を聞かないので、本書のおすすめに従い、カーペンターズの曲を以下の順番で1曲ずつ練習しました。

 

① Yesterday once more

② (They long to be) Close to you

③ Sing

 

私は3曲練習しましたが、1曲でも十分かと思います。

 

 

ステップ2 短い会話を使った練習 (100回)

 

1~2分程度の短い英会話や演説などの音声を題材に使って、歌と同じようにひたすら繰り返す練習をします。

 

ステップ2-1 初めの30回は、原稿を見ないでひたすら聴く練習

 

ステップ2-2 次の30回は原稿を見ながら聴く練習。原稿を見るときには、歌のときと同じように、わからない単語は辞書を引いて、原稿に意味や発音記号を書き込んでおく

 

ステップ2-3 次の30回は、あなたも口を動かして発音をまねる練習

 

最後の10回は原稿を見ないで聴きましょう

 

ステップ3 少し長い会話を使った練習 (100回)

ちょっと難しくても、10分程度のナチュラルなスピードのスピーチやインタビューを使って練習してください。

 

ここでもステップ2-1 ~ 2-3 と同様に100回繰り返して練習します

 

題材は「英語耳」シリーズの「英語耳・多読 マーフィーの法則 de 英語耳」のはじめのページからトータルで10分ぐらいになるように選びました。

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第7章 英文読書のすすめ

 

英語を完全に聞き取れる「英語耳」の状態になるために最終的に必要となるのは、「語彙力」と「読解力」です。

 

英語力を劇的に伸ばすための方法が2つあります。1つは、発音習得のための「音読」です。もう1つが、理解力向上のための「洋書の多読」です。

 

一般論として、本の種類をやさしい順に並べると、以下のようになります。

 

①絵本

②グレーデッド・リーダー (Graded Readers) (小学生ぐらいのネイティブ・スピーカー向けの本)

③ラダーシリーズ (初級の日本人のために作られた本です。難易度別に本が容易されています)

④ペーパーバック

⑤専門書

 

「Holes」がペーパーバックのリトマス試験紙

「Holes」というペーパーバックを最後まで読めたら、ペーパーバックを次々とよんでいってかまいません。

もしも「Holes」が難しくて読めなかったら、レベルを下げて①~③のような本を読んで少しずつレベルアップしていってください。 

 

出典元 : 英語耳, アスキーメディアワークス

 

 

ちなみにこの時の私のTOEICスコアは705 (Listening : 345, Reading : 360) でした。

 

TOEIC 400点前後~500点ぐらいなら、「ラダーシリーズ」から始めるように勧められています。

 

ただ普段洋書を読まへんから、少し簡単な本から始めるか! ということで、③ラダーシリーズから始めました 。

 

1. ラダーシリーズ

ラダーシリーズについて調べると、5段階にレベル分けされているみたいですね。

   f:id:owngoalkun:20200217213641j:plain

   出典元 : ラダーシリーズとは: IBCパブリッシング

 

私は以下を購入しました。

 レベル2の「不思議な国のアリス」

不思議の国のアリス (ラダーシリーズ) [ ルイス・キャロル ]

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レベル4の「スティーブ・ジョブズ・ストーリー」

スティーブ・ジョブズ・ストーリー (ラダーシリーズ) [ トム・クリスチャン ]

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レベル5の「Facebookを創った男 : ザッカーバーグ・ストーリー」

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読んでみた感想としては、非常に読みやすく面白い

 

ちなみにレベルはあまり関係ないですね。レベル2の不思議な国のアリスが1番難しく感じました (笑)。

 

ストーリーを知らずに読み始めたことと、そもそもファンタジーに興味がなかったことが原因でしょうか (笑)。

 

ラダーシリーズには、巻末に本文中に出てくる単語の辞書がついています

 

これは嬉しいですね。

 

2. ペーパーバック

③ラダーシリーズを3冊読んだ後、先ほど紹介された「Holes」を読みました。

HOLES(A) [ LOUIS SACHAR ]

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1ヶ月半かかって読み切りました (主に通勤時間で読みました)。

 

序盤はきつかったですが、徐々にストーリーの流れも理解できてきたし、中盤以降は次の展開が待ち遠しくなるほど、のめり込みました。

 

1冊233ページの本を読み切ると自信がつきますね (笑)。

 

 

次に、英語耳の著者は「Master of the Game」という本を勧めています。

Master of the Game MASTER OF THE GAME [ Sidney Sheldon ]

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イギリスからの取り寄せとなり、1週間~10日間届くのに日数がかかりました。

 しかも、670ページもあんのか!

 

「Holes」と同様に序盤はよくわからないんですが、だんだんと理解できます

 

 

みなさんも自分のレベルに合わせて洋書を読んでみてはいかがでしょうか。

ストーリーも面白いものも多く、読むスピードも上がってきますよ。

 

ちなみに私は洋書を読み始めて、TOEICリーディングスコアが上がりました (360→395)。(試験対策はいつも通りなのに)

owngoalkun-credentials.hatenablog.com

 

以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。