2020年の貴金属の需給見込み
こんにちは!
最近、また貴金属に流れが来そうという期待を持って、2020年の需給見込みについてまとめてみました。
金とパラジウムの2020年の需給見込みはまだ出ていないのか、私の調査不足なのかわかりませんが、見つけられておりません。
そのため、金とパラジウムは2019年までのデータです。
1. プラチナとパラジウムについて
プラチナとパラジウムの需給グラフ
右記サイトを基にグラフを作成 World Platinum Investment Council (プラチナ), Pgm Market Reports (パラジウム)
プラチナとパラジウムのチャート
需給グラフと価格のチャートを照らし合わせると、当然かもしれませんが、供給不足の年は価格上昇の傾向があります。
パラジウムの供給不足が34トンとなった2019年には、パラジウムの価格は約1200ドル→1900ドル (+700ドル、+58%) と上昇しました。
一方、プラチナも2020年に供給不足が34トンと見込まれていますが、2020年では970ドル→1073ドル (+100ドル、+11%) までしかまだ上がってません。
プラチナはまだ上昇余地があり、今後数週間で1100ドルを突破する!?・・・と勝手に期待しています。
金÷プラチナの週足チャート
金が今の価格のままだと仮定して、金プラチナレシオが2020年初めの1.6まで戻るとしたら、プラチナは1151ドルまで上昇します。
パラジウム÷プラチナの週足チャート
パラジウムが今の価格のままだと仮定して、パラジウムプラチナレシオが2020年初めの2.1まで戻るとしたら、プラチナは1121ドルまで上昇します。
ここ数日で大きく上昇したプラチナがさらに上昇するという予測をするのは、外しそうで怖いですが、勝手に期待だけしておきたいです。
ただし、数年後にはプラチナは金やパラジウムと同価格になるまで上昇していると予想しています。
2. 銀について
銀の需給グラフ
右記サイトの情報を基にグラフを作成 SILVER SUPPLY & DEMAND - The Silver Institute
銀の月足チャート
銀については2020年に3030トンの供給不足が見込まれており、2020年の銀の価格は18ドル→24.25ドル (+6.25ドル、+35%) と上昇しています。
2011年~2013年よりも供給不足であるにも関わらず、価格はまだ当時の水準に戻っておりません。
また、出来高が上昇傾向にあり、他のオシレータも上昇傾向であることを示しているため、今後さらに上昇しそうな勢いがあるという印象を受けます。
2021年の需給予測が出たら、また記事で書きたいと思います。
3. 金について
金の需給バランス
(以下のサイトのデータを基にグラフを作成 Gold Supply and Demand - 2010 thru 2018 と https://pubs.usgs.gov/periodicals/mcs2020/mcs2020.pdf )
金の月足チャート
金は銀やプラチナ、パラジウムと異なり、供給不足になると価格が上昇するという傾向は見られません。
金はやや軟調気味です。金はコロナショックからの回復が早く、RSIを見ると2020年ではほとんど買われすぎの範囲でした。
あと、金はポジションが10年間で今は多い方ですね。
金の投機筋ポジション
引用 COT Reports with Free COT Charts - Tradingster.com
そのため、今後上昇には少し時間がかかるかなという印象を受けます。
ちなみに、銀やプラチナの今の投機筋ポジションは2011年~2020年の10年間でも平均的で、パラジウムについては低水準です (パラジウムは工業・産業向けであり、投資や投機対象にならないため低い?)
4. まとめ
投資は自己判断でお願い致します。
本記事のチャートは全てTradingView (https://jp.tradingview.com/chart/) を使用しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以下のような記事もありますので、よろしければご参照下さい。 owngoalkun-credentials.hatenablog.com
owngoalkun-credentials.hatenablog.com
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